1円株式会社はアリかナシか

1円株式会社

株式会社を設立するときに、「資本金が1円でもOK」なことは知っていますか?

1円で株式会社できちゃうの??と不思議に思われるかもしれません。

そこで、1円株式会社はアリかナシかをお伝えしようと思います。

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資本金とは

そもそも、資本金とはなんでしょうか。

出資者が会社に払い込んだ金額(払込資本)を基礎として設定される一定の額。

資本金は、会社財産確保のために設定される計算上の数額であって、現実の会社財産とは異なる。会社財産が常に変動するのに対し、資本金の額は、法律(会社法)の規定に基づいて算出されるため、現実の会社財産と連動して増減することはない。

出典:ウィキペディア資本金

株式会社は設立時に株式を発行します。

この発行された株式を所持することによって、その株式会社の重要事項を決定する株主総会に出席することができる株主となることができ、株式の所持数によって、その株主総会での権限が増すことになります。

そして、株式を所持するためには、その株式を買い受けなければなりません。

この株式の買い受けのために払い込まれた金銭などの合計が「資本金」ということになります。

資本金は初期投資や運転資金に使用してもOKです。

そして、資本金を使ったからといって、【資本金がなくなった】という考え方はしません。

会社の財産の増減と連動はしません。

資本金が1円でも会社は設立できる

2006年までは、「株式会社であれば1,000万円、有限会社であれば300万円」の資本金を用意する必要がありましたが、会社法が改正されたことで、資本金が1円であっても会社は作れるようになりました。

それによって、お金を集めることが出来ない人も、資本金というハードルがなくなったので、簡単に会社が作れるようになったのです。

資本金がなくても会社を作れるなら、「1円株式会社を設立しよう」というのは少し安易な考えです。

制度上では資本金が1円でも良いのですが、資本金がないままスタートするのは危険です。

資本金1円会社はやめたほうがいい

法律上では問題ない1円会社ですが、やめたほうがいい理由があります。

銀行から融資が受けられない可能性がある

融資を受ける際の金融機関の審査において、資本金の額は、重要な審査項目の一つになります。

金融機関の融資商品によっては、『融資限度額は、資本金の額の〇倍までとする。』というように規定していることもあります。

極端に資本金の額が少ない会社は、金融機関から融資を受ける際に不利になります。

開業後、すぐに資金ショートする可能性がある

極端に少ない資本金額で会社を設立した場合、開業準備のための支出をしたり、初期仕入等の支出をすれば、会社設立後、ただちに債務超過になってしまいます。

また、極端に少ない資本金で会社を設立するということは、必然的に運転資金として使える現金預金が少ないということを意味します。

実際に仕事をしてお金が入ってくるまではタイムラグが発生します。

最低2か月分程度の運転資金がないと、たちまち資金ショートしてしまいます。

取引をしてもらえない可能性がある

世の中にある会社はどんな会社でも、倒産するかもしれない会社(取引先)とは取引したくないものです。

資本金の額が極端に少ない会社が、必ずしも倒産しやすいわけではありませんが、資本金の額は、その会社の規模や財政的な体力を確かめる上で重要な目安になります。

結果として、資本金の額が極端に少ない会社は、たとえ“株式会社”という肩書きがついていても、取引先から信用が得られず取引を断られたりすることがあります。

特に、上場企業のような大会社が、ある中小会社と新規取引を開始する場合、その会社が財政的に問題のない会社かどうかを事前審査することがあります。

資本金の額が極端に少ない会社は、そのような審査に通ることができず、取引をしてもらえないことがあります。

まとめ

制度上は1円で会社をつくることは可能です。

起業して法人にしたいが、お金がないから1円で会社を作ろうというのは、法律上可能でも、現実的に事業を進めるにはNGです。

会社を立ち上げれば初期費用や、売り上げが入金されるまでの2~3か月間の運転資金が必要になります。

会社を作れば資金が必要となる=資本金を用意するという事なのです。

安易に1円で会社を立ち上げるより、ビジネスが継続できる金額を集めてから、会社を立ち上げましょう(^^)

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