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建物 木造軸組工法・鉄筋コンクリート造・ベタ基礎・布基礎・耐震構造・制震構造・免震構造・ラーメン構造・トラス構造・アーチ構造 宅建2025 

建物

今回は、建物について学習します。

ここは5問免除科目ですので、5問免除の登録講習を受けた方はスルーで結構です。

5問免除のない方は、ぜひ、1点をゲットしましょう。

土地に続き、建物もあこ画伯の絵が炸裂しています♪

聞きなれない用語も出てきますが、絵をみながらイメージしたり、ポイントとなるところは赤字にしてありますので、効率よく学習しましょう。

アウトプット問題もありますので、チャレンジしてくださいね。

どのような問題が出やすいかもお話ししています。

あこ課長

あこ画伯の絵をお楽しみください

試験出題率
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建築材料

建物の構造は主要構造部を構成する材料により変わる。

木材

・圧縮に対する強度は繊維に対して直角方向に比べ、繊維方向の方が強い

気乾状態に比べ湿潤状態の方が強度が小さく、湿潤状態ではシロアリなどの虫害や腐朽菌の害を受けやすくなる。

辺材は樹液を多く含み虫害にも弱いため、心材よりも腐朽しやすい。

鉄骨

熱に弱く、一定の温度になれば強度が急激に低下するため、鉄骨構造を「耐火構造」とするには耐火被覆をする必要がある。

鉄骨造は鉄筋コンクリート造と比べると自重が小さく、木造と比べて靭性が大きいので大空間の建築や高層建築に使用される。

鋼材はさびやすいので、鋼材の防錆処理を行う必要がある。

鉄筋とコンクリート

・鉄筋と(普通)コンクリートと比較すると、常温常圧において、温度上昇に伴う体積の膨張の程度はほぼ等しい

・コンクリートは圧縮強度は強いが、引張強度は弱い

・鉄筋は炭素含有量が多いほど、引張強度、硬度が増大する傾向にある。

鉄筋コンクリート造は耐火、耐久性が大きく、構造形態を自由にできる。

引張強度圧縮強度耐火性
鉄筋
コンクリート
鉄筋とコンクリートの比較

木造

木造軸組工法

・はり、けた等の横架材には、中央部付近の下側に耐力上支障のある欠込みをしてはならない。

・階数が2以上の建築物の隅柱等は、原則として通し柱にしなければならない。ただし、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合は、通し柱にしなくてもよい。

・土台は原則として、基礎に緊結しなければならない。

・構造耐力上、主要な部分である柱、筋かい、土台のうち、地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を講じ、必要に応じてシロアリ、その他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない。

・筋かいには原則として欠込みをしてはならない。ただし、たすき掛けにするためにやむを得ない場合で、必要な補強を行ったときは欠込みをすることができる。

・木造の外壁のうち、鉄鋼モルタル塗、その他軸組が腐りやすい構造である部分の下地には、防水紙等を使用しなければならない。

・主要構造は、一般に軸組、小屋組、床組からなり、軸組は、通常、水平材である土台、桁、胴差と、垂直材の柱及び耐力壁からなる。

枠組壁工法(ツーバイフォー工法)

2×4インチの枠組と構造用合板を用いて壁や床をつくり、それを組み立てて建築物をつくる工法。

で支える仕組みのため、耐震性が高く、通し柱の必要もない

集成木材構造

集成木材(薄い板を接着剤で張り付けて、重ね合わせて作る木材)で骨組みを構成した構造で、大規模な木造建築物に用いられる工法。

1階に大きな部屋を設けると1階部分の柱が少なくなり、2階に対する支えが弱くなるため、広い部屋を階下に設けることは避けた方がよい。

木造建築物の耐震補強

・壁の補強→筋かいを入れた壁を均等に配置する。※真壁造りより大壁造りのほうが耐震性がある

・接合部の金物補強→仕口や継手などの接合部は、金物を用いて緊結する

・基礎の補強→鉄筋コンクリート造の布基礎に、アンカーボルトで緊結する。

・1、2階の隅柱を通し柱にする。

・屋根や外壁を軽量化する。

・金物や構造用合板材、耐震パネルなどを使用して地震が起きても倒壊しないように建物の強度を高める。

鉄筋コンクリート造

・鉄筋とコンクリートのそれぞれの特性を活かした構造。

耐火性、耐久性があり、耐震性、耐風性にも優れた構造。

用いている鉄がさびると、構造体の耐久性に影響を及ぼすので、錆を防いでいるコンクリートのアルカリ性が空気中の炭酸ガスによって失われて、中性化することを防ぐ必要がある。

・使用される骨材、水、混和材料は、鉄筋をさびさせ、またはコンクリートの凝固、硬化を妨げるような酸、塩分、有機物、泥土を含んではならない。

・鉄筋の末端は、原則としてかぎ状に折り曲げて、コンクリートから抜け出ないように定着させなければならない。

・鉄筋コンクリート造の柱については、原則として主筋は4本以上でなければならない。

・主筋は帯筋と緊結しなければならない。

・鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さ(鉄筋の表面からこれを覆うコンクリート表面までの最短の寸法)は、耐力壁にあっては3センチ以上としなければならない。

鉄骨造

・鉄骨造は骨組みを鉄鋼材でつくる構造。

自重が小さく、靭性が大きいことから、大空間の建築、高層建築に使用される。

鉄骨鉄筋コンクリート造

・鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨造と鉄筋コンクリート造の優れた点を組み合わせた構造。

優れた強度、靭性があるので、高層建築物に用いられる。

昔は超高層建築物は難しいとされていたが、近年、コンクリートと鉄筋の強度が向上しており、鉄筋コンクリート造の超高層共同住宅建築もみられるようになった。

コンクリートブロック造

コンクリートブロック造を鉄筋コンクリートで耐震的に補強改良したものを、補強コンクリートブロック造といい、これは壁式構造の一種である。

壁式構造

耐力壁で建物を支えるので、強固な構造となり、耐震性に優れている

・「線」で支える柱や梁と違い、「面」で支えるので耐震性がある。

・ただし、高層では強度を十分に維持することが難しいので、中低層のマンションや住宅等の小規模な建物に利用されている。

基礎

建築物の地震対策

耐震構造建物の柱、はり、耐震壁などで剛性を高め、地震に対して十分耐えられるようにした構造
制震構造制震ダンパーなどを設置し、揺れを制御する構造
免震構造建物の下部構造と上部構造との間に、積層ゴムなどを設置し、揺れを減らす構造
建築物の地震対策

建築物の構造

ラーメン構造柱とはりを組み合わせた直方体で構成する骨組み
トラス構造細長い部材を三角形に組み合わせた構成の構造
アーチ構造アーチ形の骨組みで、スポーツ施設のような大空間を構成するのに適した構造
建築物の構造

問題に挑戦!

建築物の構造に関する次の記述は、マルかバツか。

1.木造建物を造る際には、強度や耐久性において、できるだけ乾燥している木材を使用するのが好ましい。

2.集成木材構造は、集成木材で骨組を構成したもので、大規模な建物にも使用されている。

3.鉄骨構造は、不燃構造であり、耐火材料による耐火被覆がなくても耐火構造にすることができる。

4.鉄筋コンクリート構造は、耐久性を高めるためには、中性化の防止やコンクリートのひび割れ防止の注意が必要である。

問題の解説は「あこ課長の宅建講座 建物」を御覧ください。

あこ課長

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ブログと連動していますので、さらに理解力がUPしますよ。

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